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美術鑑賞で得られる8つの効果|鑑賞する際のポイントとあわせてご紹介

美術鑑賞で得られる8つの効果|鑑賞する際のポイントとあわせてご紹介

想像力が磨かれたり、教養が身に付いたりと、美術鑑賞には様々な効果やメリットがあります。最近では、美術鑑賞を研修の一環として取り入れる企業もいるほどです。

今回の記事では、美術鑑賞の概要、効果・メリット、鑑賞の際のポイントについて紹介していきます。

美術鑑賞とは

独特の空気感、作品が放つ存在感など、日常では味わえない魅力が美術鑑賞にあります。

美術鑑賞する方法は、美術館やギャラリーに行くのが一般的です。美術鑑賞を鑑賞する際は以下のポイントを参考にしてみてください。

  • 作者・作品を予習する
  • 美術館などの混雑状況を調べておく
  • 音声ガイドを活用する
  • 直感で興味のない絵は見ない

美術鑑賞の8つの効果・メリット

実は美術鑑賞には様々な効果があるのをご存知でしょうか?ここでは美術鑑賞の効果やメリットについて紹介します。

1. 想像力が磨かれる

絵画や芸術作品には、様々なコンセプトやアーティストの価値観が含まれています。美術鑑賞では、

「作品には何が描かれているのか?」
「作品をを見てどう感じたか?」
「なぜ描かれたのか?」

など脳をフル回転して考えるため、想像力が磨かれます。想像力は様々なシーンで役立ちます。例えば、ビジネスにおいて正解がないなかで、独自の意見や答えを出さなければいけないときもあるでしょう。

2. 心が癒される

仕事や日々の生活で疲れた際、美術鑑賞をする人もいます。美術鑑賞を行うことでセロトニンやドーパミンが分泌されることがわかっており、美術鑑賞には癒しの効果があります。

3. 表現力が豊かになる

想像力を磨くことは、表現力を高めることにも繋がります。作品の感想をうまく伝えるためにはふさわしい言葉を考えなければいけません。美術鑑賞を継続的に行うことで、語彙力や表現力の幅が広がります。

表現力が豊かになることで説得力が高まり、状況に応じて言葉を使い分けることができます。表現力はコミュニケーションを円滑に進めるための重要なスキルなのです。最近では、美術鑑賞を研修の一環として取り入れる企業もいます。

4. 直感力が鍛えられる

美術鑑賞は直感力を鍛えるのにも効果的です。ビジネスでは論理的思考だけなく、直感力が求められることがあります。すべてのことを論理的に考えすぎてしまうと、時間がかかってしまうというデメリットがあるためです。また、論理的思考を行うための十分な情報やデータが揃っていない場合も考えられるでしょう。

普段から直感力を身につけておけば、状況を瞬時に判断し行動することができます。スピードが重要なビジネス業界でも、経営者は優れた直観力を兼ね備えていることが多い傾向があります。

5. 美意識が高まる

美術鑑賞をすることで美しいものと向き合うため、美意識が高まります。美意識を持つことは日常やビジネスの取り組み方にいい影響を与えます。例えば、社員同士のコミュニケーション。感覚的な視点を取り入れることで新しい対話が生まれ、物事が円滑に進みやすくなることもあります。

また、美意識を鍛えることで自分に自信がつきます。自分に自信がある人はポジティブで明るい性格をしていることが多く、周囲にとって魅力的に映るものです。

6. 多様性を受け入れられるようになる

美術鑑賞では日本に限らず、世界のアーティストの様々な価値観に触れることができます。
違う見方、考え方があることに気付けるだけでも、あなたの視野は広がるでしょう。様々な価値観に触れ理解することは、多様性を受けいれることにも繋がります。

7. 教養が身につく

アートの歴史はとても古く、教養を身につけるのにも役立つでしょう。美術鑑賞を通して知れるアートの歴史的、文化的背景は貴重な経験となり、教養が身に付きます。事実、世界の名だたる経営者が芸術の教養を学んでいます。

8. 健康的になる

イギリスでおこなわれた研究では、芸術鑑賞を数ヵ月に一回以上おこなう人は、そうでない人に比べて、死亡リスクが低いという研究結果が出ています。「病は気から」という言葉があるように、心持ち次第で健康状態が変わります。
美術鑑賞が習慣化することで、心身ともに健康を維持するのに効果的です。

美術鑑賞をする際の3つのポイント

ここでは、美術鑑賞をする際のポイントを紹介します。

1. 自分の直感を大事にする

美術鑑賞では自分の直感を大事にしましょう。人によって価値観や考え方は様々。美術鑑賞のやり方も人によって異なるわけで、特にこれといった正解はありません。大事なのは「自分の直感・自分なりの視点」を持つこと。

作品を鑑賞し「作者がどんなメッセージを伝えようとしているのか」と自分なりに解釈するのも、美術鑑賞の醍醐味の一つです。

2. お気に入りの作者や作品を見つける

自分だけのお気に入りの作者や作品を見つけてみましょう。好きな作品を見つけることで、美術鑑賞がより楽しくなるはずです。お気に入りの作者や作品がいくつか見つかったら、それらの共通点を見つけてみましょう。自分だけの価値観がわかれば、好きな作品を見つける際の基準にもなります。

3. 一緒に楽しむ仲間を作る

美術鑑賞をする上で、一緒に楽しむ仲間を作るのもおすすめです。絵画について話し合える仲間がいることで、作品に対する自分の考えをシェアできたり、違った視点での考えや意見を聞けたりします。

「そんな視点で見ているのか」
「そんな考えはなかった」
「こういう視点もできるのは?」

など、同じ作品でも様々な考えや価値観が飛び交うはず。様々な価値観に触れることで、自分の作品に対する考えを深められます。

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【初心者向け】絵画の楽しみ方|鑑賞するコツや美術館で楽しむポイントも解説

まとめ

今回の記事では、美術鑑賞の効果に焦点を当てて紹介しました。美術鑑賞には想像力が磨かれたり、心が癒やされたりなどの効果・メリットがあります。美術鑑賞では自分の直感を大切にすることが大切です。自由に想像・解釈し、自分なりの感覚で作品と向き合いましょう。

また、お気に入りの作者を見つけたり、一緒に楽しむ仲間を作ることで、さらに美術鑑賞を楽しめます。日々を充実させる一つのエッセンスとして、美術鑑賞を取り入れてみては?

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