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ポップアートで有名な日本人アーティスト10選|女性・男性・若手を一挙紹介!

ポップアートで有名な日本人アーティスト10選|女性・男性・若手を一挙紹介!

ポップアートとは身近なものを題材とし、大衆的でポップな要素を取り入れたアートスタイルです。アメリカとイギリスで誕生したポップアートは日本人アーティストにも大きな影響を与え、独自のポップアートが誕生しています。

今回の記事では、草間彌生をはじめとしたポップアートで有名な日本人10選を紹介します。

ポップアートとは|起源や代表作品、有名日本人アーティストを紹介

ポップアートで有名な日本人10選

それでは、ポップアートで有名な日本人10選を見ていきましょう。

1. 草間彌生

草間彌生は、1929年生まれで長野県松本市出身の芸術家です。幼少期より統合失調症に悩まされていた草間は、幻覚や幻聴を絵に描き留めるようになりました。

1957年にはアメリカに渡り、絵画や立体作品の制作のほか、ハプニングと称される過激なパフォーマンスを行いました。「前衛の女王」という異名が呼ばれるようになったのはこの頃からです。

彼女の作品は、水玉模様や網目模様をモチーフにしたデザインが特徴です。一つの模様やパターンを反復させ、全体を埋め尽くすことで草間が追い求める概念「無限」「永遠」を表現しています。

代表作は「かぼちゃ」「我が永遠の魂」シリーズなど。2023年1月には、ルイ・ヴィトンとの新たなコラボレーションを行ったりするなど、現在もなお精力的に活動を続けています。

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2. 村上隆

村上隆は、1962年生まれで東京都板橋区出身のアーティストです。アーティスト以外にも、キュレーター、コレクター、映画監督、有限会社カイカイキキの創業者といったいくつかの顔も持ち合わせています。

彼の作品は、アニメや漫画といったオタク文化をアートに昇華させた作品が特徴です。伝統的な絵画とアニメや漫画、コンシューマーグッズなど、さまざまな文化を融合させて表現します。

代表作は「お花」「And then」シリーズなど。ドラえもんとのコラボレーション作品も有名です。2008年に出品された「マイロンサムカウボーイ」の立体作品は当時16億円で落札されています。

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3. 横尾忠則

横尾忠則は、1936年生まれで兵庫県西脇市出身のアーティストです。幼少期から既に絵本を模写しており、才能の片鱗を見せていました。

その後グラフィックデザイナーとして働いた後、1959年に独立。唐十郎、寺山修司、土方巽など舞台芸術のポスターを手掛け、1969年にパリ青年ビエンナーレ版画部門大賞を受賞しています。

1980年ニューヨーク近代美術館で開催されたピカソ展に衝撃を受け、1982年の『画家宣言』後は広告デザイナーから画家へ転身。芸術活動に注力し、様々な作品の制作に携わっています。

代表作は「Y字路」シリーズ「腰巻お仙」」など。彼の作品は、これまでに培った多様な技法が盛り込まれているのが特徴です。唯一無二の色使いと、その独特の世界観は世代を問わず今もなお注目され続けています。

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4. 奈良美智

奈良美智は、1936年生まれで青森県弘前市出身のアーティストです。幼少期は両親が共働きであったことから、家で絵を書くことが多かったそうです。

彼の作品は、少女や動物をモチーフとした作品が多いのが特徴です。代表作は「ナイフ・ビハインド・バック」「dead of night」など。どちらの作品も可愛くもこちらをにらみつける少女が描かれており、無邪気さと怖さが共存する世界観が表現されています。

出身地である青森県の青森県立美術館に展示されている、高さ8.5メートルの巨大な純白の犬の半身彫刻「あおもり犬」も奈良美智の作品です。青森県立美術館の設立テーマである「遺跡発掘」から、この作品は「発掘途中である」ことを示しています。

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5. 田名網敬一

田名網敬一は、1936年生まれで兵庫県西脇市出身のアーティストです。1960年代からグラフィックデザイナーとして活躍し、アートからファッションまで様々なメディアやジャンルを横断したコラボレーションを手掛けています。

彼の作品は、9歳の頃自身が体験した第二次世界大戦と東京大空襲の光景が主なモチーフとなっています。カオスとポップが入り混じった独特の世界観は圧巻ものです。87歳になった今でも精力的に活動を続けており、その勢いはとどまることを知りません。

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6. Rooo Lou

Rooo Louは、1988年生まれで大阪府出身のアーティストです。デザイナーとして活動後、表現スタイルをイラストレーションに移行。アパレルブランドとのコラボレーションや、企業広告など活動を続けています。

彼の作品は、日本の漫画やアニメから着想を得て独自の解釈で描いた人物画が特徴です。おしゃれな服装に身を包んだつぶらな瞳の人のイラストが多くの人を魅了しています。

2022年「POLYTOPE」(Gallery Ascend / 香港)、2022年「Pale Light」(GALERIE OVO / 台北)、2021年「base on balls」(SkiiMa Gallary / 大阪)など複数の個展を行っています。

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7. 渡邉城大

渡邉城大は、1983年生まれで愛媛県出身のアーティストです。10年間の漫画家のアシスタントを経て、日本漫画による絵の制作を行っています。他にも星景写真をメインに、高山や離島での自然撮影なども行っています。

彼の作品は女性をモチーフとしており、日本漫画の技法や表現を使った作品は、どれも表情から服装まで綿密に描かれています。墨絵のようなずっしりとしたラインワークとポップな配色が印象的です。彼自身もこれらの作品を「現代浮世絵」と定義して創作を続けています。

近年の個展には2019年「liFe!」(cafe884/和歌山)、2020年「JohDaism」(Galerie LE MONDE/東京)、2021年「KISS A…01」(Lit/東京)などがあります。

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8. 仲衿香

仲衿香は、1994年生まれで長野県出身のアーティスト。2019年に東京造形大学の絵画専攻を卒業。目にした記号や日常生活の事物を絵画に落とし込み、アクリル絵具を使った厚塗りが特徴の作品を制作しています。

近年行った個展は、2021年「Not Found」。グループ展では2022年に「biscuit gallery first anniversary exhibition『grid』」を実施しています。

Twitter:https://twitter.com/u_n_b_b_u
Instagram:https://www.instagram.com/u_n_b/

9. KYNE

KYNEは、1988年生まれで福岡出身のアーティストです。大学では日本画を専攻し、2006年頃からアーティストとして活動を開始しました。

余計な表現を削ぎ落としたシンプルかつミニマムな作風が特徴です。作品の主なモチーフは女性であり、描かれる女性はクールでどこか物憂げな表情を浮かべています。

アディダスとのコラボレーションのスニーカーをデザインしたり、シンガーソングライター iriのジャケットイラストを担当したりするなど活動の幅を広げています。

HP(Portfolio):https://kyne.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/route3boy/

10. 中居ベル

中居ベルは、タイ生まれのアーティスト。東京学芸大学大学院卒業。現代アートを独学しながら2019年に現代アーティストとしての活動を開始しました。アクリル画中心に活動する中、アートコレクターからの推薦で東京のグループ展に出展しています。

彼女の作品は、日本の「少女マンガ」や「ポップカルチャー」の表現がベースとなっています。可愛らしさと息苦しさが同居する世界観が描かれています。

Instagram:https://www.instagram.com/bellchanpainting/
Facebook:https://www.facebook.com/bellchanpainting/

まとめ

今回の記事では、ポップアートで有名な日本人10選を紹介しましたが、好みのアーティストは見つかりましたか?ポップアートは、大衆的でポップな要素を取り入れたアートスタイルです。

現代の日本人アーティストもそのポップアートの要素を受け続けながら、新しいアートの制作に取り組んでいます。今後の有名アーティストや若手アーティストの動向に注目です。

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