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【初心者向け】絵画の楽しみ方|鑑賞するコツや美術館で楽しむポイントも解説

【初心者向け】絵画の楽しみ方|鑑賞するコツや美術館で楽しむポイントも解説

最近では絵画鑑賞を趣味として、休日に美術館へ行く人が多くなりました。しかし、まだまだ絵画鑑賞をどのように楽しめばいいか分からない人も少なくはありません。そこで今回の記事では絵画鑑賞の初心者向けに、絵画の楽しみ方や鑑賞するコツ、美術館で楽しむポイントを紹介します。

絵画の楽しみ方6選

敷居が高いイメージがある絵画鑑賞。少しハードルが高いと感じている人もいますが、そんなことはありません。老若男女誰でも楽しめるのが絵画の魅力です。しかし、どうやって絵画を楽しめばいいかわからない人もいるのではないでしょうか。ここでは、絵画の楽しみ方を6つ紹介します。

1. ビジュアルを楽しむ

まずは、純粋に絵画のビジュアルを楽しみましょう。どのような色が使われているか、何が描かれているのか、絵の一つひとつに目を向けてみてください。美しい絵を見ることで心が落ち着いたり、考えを巡らせることで感性を磨くこともできます。

2. 作品の背景を理解する

あなたが鑑賞している作品は、作品の一つの一面に過ぎません。作品の裏側には様々な背景やストーリーが広がっています。作品の背景を理解することで、作品への理解が深まったり、作品に対する考えが広がったりします。

3. 作者の経歴を調べる

絵画には、作者の経歴や生い立ちが色濃く反映されています。当たり前のことですが、作者によって育ってきた環境も違えば、今まで経験してきたことも違うわけです。そのため同じテーマについて扱ったとしても、作者によって作品の毛色が異なることがあります。

作者の経歴を知ることで、作品の所々に表れる作者の思いや考えが垣間見え、作品をより身近に感じることができます。

4. 作品に対する口コミを調べる

人によって作品に抱く価値観や思いはそれぞれ。作品に対する口コミを調べることで「こんな考えがあるのか」「自分とは対照的だ」など新しい価値観に触れるきっかけとなります。同じ絵画であっても様々な解釈がある絵画鑑賞。視点を増やしたり変えたりすることで、同じ作品を何度も楽しめるのが絵画の魅力の一つです。

5. 作品に対する自分の考えをシェアする

作品を鑑賞すると、
「この作品の雰囲気が好き」
「この作品を見るとなんとも言えない感情になる」

など様々な考えや感情が湧きあがるはずです。湧き上がった考えや感情は頭の中に留めず、紙に書き起こしたり、周りの人にシェアすることをおすすめします。自分の考えや感情を言葉にしシェアすることで、ふわっと浮かんでいた作品に対する考えがより鮮明になります。

6. 【上級者向け】構図や技法を楽しむ

絵画の作者は自分の価値観や考えを伝えるために、様々な構図や技法を意識して使っています。これらを知っておくことで、構図やレイアウトに黄金比のルールを見出せたり、描かれている一つひとつの絵に、意味や役割が与えられていることに気づけたりすることができます。

上級者向けではありますが、そういった構図や技法に目を向けることも絵画を楽しむ方法の一つです。

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絵画鑑賞を最大限に楽しむための4つのコツ

絵画鑑賞をさらに楽しいものとするためには、直感を大切にするなどのコツが大切です。ここでは、絵画鑑賞を最大限に楽しむための4つのコツを紹介します。

1. 直感を大切にする

絵画鑑賞を最大限に楽しむためのコツ1つ目は「直感を大切にする」です。絵画鑑賞において正解はありません。鑑賞者の受け取り方次第で、絵画の印象は大きく変わるわけですから、鑑賞者の数だけで答えがあるのです。

絵画に触れながら自分なりに触発され、何かを感じたり考えたりすることが、絵画鑑賞の楽しみの土台となります。ぜひ直感を大切にして、作品と向き合ってみてくださいね。

2. 周りの意見に左右されない

周りの意見に耳を傾けることは大事です。しかし、周りの意見に左右されすぎると、せっかく抱いた感情や価値観が育まれなくなってしまいます。作品に対する捉え方は人それぞれ。自分の価値観や感情を大切にし、作品と向き合っていきましょう。

3. お気に入りの作者・作品を見つける

お気に入りの作者・作品を見つけると、絵画鑑賞がさらに楽しくなります。お気に入りの作者・作品を見つけることで、作品を見る楽しさだけでなく、作品・作者を知る楽しさも増えます。また、作者が存命であれば、新しい作品を待つワクワク感も味わえます。

4. 一緒に楽しむ仲間を見つける

絵画鑑賞は一人で行くだけでも楽しいですが、一緒に楽しむ仲間を見つけることで、より楽しい時間を過ごすことができます。絵画の感想を語り合うことで、自分の考えが整理できたり、新しい考えや価値観に触れる良い機会にもなります。

気軽に感想を言い合いたいのであれば、アート初心者同士で見に行くのがいいでしょう。

美術館での絵画鑑賞を楽しむ6つのポイント

絵画鑑賞と聞くと、美術館を想像する人も多いのではないでしょうか?ここでは、美術館での絵画鑑賞を楽しむ6つのポイントを紹介します。

1. 作者・作品を予習する

マストというわけではありませんが、美術館に行く前に作者・作品について予習しておくと良いでしょう。作品には様々な背景やストーリーがあります。こういった情報を事前に知っておくことで、鑑賞における視点が増え、様々な角度で作品を鑑賞することができます。

また、予習しておくことで、予習で見た絵画の画像と現物を見比べられます。写真や画像は一面を切り取ったものであり、すべてを写しているわけではありません。現物と比較することで「全然印象が違った」「写真や画像にはないリアルさを感じた」といった画像とのギャップを楽しむことができます。

2. 人が少ない日を狙う

美術館での絵画鑑賞では土日は避け、人が少ない日を狙うことをおすすめします。館内が混雑していると、一つひとつの作品と向き合う時間が減ってしまうためです。SNSや公式ホームページにて混雑状況を配信していることもあるため、チェックしてから行くようにしましょう。

3. 音声ガイドを活用する

音声ガイドを活用するのも一つの方法です。音声ガイドは、美術館の作品を見ながら音声で解説が聴ける機械です。作品の近くに置いてある解説をわざわざ読む必要がないため、作品に集中できるというメリットがあります。

最近では、スマホのアプリを使った音声ガイドもあります。スマホにアプリをインストールすることで、自分のイヤホンで作品の解説を聞くことが可能です。

4. 直感で興味のない絵は見ない

最初のうちは直感で興味がない絵は見なくていいと思います。これは特に絵画鑑賞が初めての方に多いケースなのですが、作品を理解しようとするあまり、作品を楽しむことを忘れてしまっているのです。

美術館には数多くの作品が展示されており、様々な背景やストーリーがあります。しかし、それらすべてを理解しようとすると、かなりの時間と労力を消費しています。大事なのは直感であなたが好きかどうかです。深く考えず気軽に鑑賞してみましょう。

5. 気になった絵は最後に再度鑑賞する

美術館を一通り回って気になる絵は、最後に再度鑑賞してみましょう。まず一巡目では順番通りに観ながら気になった作品は覚えておき、二巡目では気になった作品をじっくりと観ていきます。

様々な考えに触れた後に見ると、同じ印象を受けることもあれば、また違った印象を受けるかもしれません。こうやって自由に作品を堪能できるのも美術館の魅力の一つです。

6. ショップで関連グッズを購入する

多くの美術館にはミュージアムショップが併設されており、作品を楽しんだ後は作品に関連したグッズを選ぶ時間を楽しめます。

美術館のオリジナルグッズや展覧会図録をはじめ、アーティストとのコラボグッズなど幅広く取り揃えています。展覧会や季節に合わせたグッズが販売されているため、中にはグッズを目当てに美術館に訪れる人も。美術館の思い出の一つとして持ち帰ってみてくださいね。

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まとめ

今回の記事では、絵画の楽しみ方について紹介しました。絵の楽しみ方は人それぞれです。当記事で紹介した楽しみ方やコツを参考に、自分にあった絵画の楽しみ方を模索してみてください。

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